法務部門が戦略部門になるために ―DX時代の法務の在り方
DXは法務部門にとって脅威なのか?
使いこなすだけで良いのか?
DXを「いまの法務部門(As-Is)」が「あるべき法務部門(To-Be)」になるための一つの契機として位置づけ、VUCA時代における「これからの法務部門」を考えます。
経営の足かせとなる法務部門の実例をあげて、古いタイプの法務部門の問題を明らかにします。
その上で、ビジネスリスクはリーガルリスクだけではない(レピュテーション・リスク、サステナビリティ、地政学リスク…)ことを示しつつ、法務部門が「法律屋」から「リスクマネジメントの司令塔・コーディネーター」に進化する方向性を示します。
【講演アジェンダ】
1. 日本企業の法務部門の歩み
2. リスクマネジメントと法務部門の役割
3. 「これからの法務部門」に求められるもの
4. 法務部門は不要になるのか
Speaker
國廣 正 氏
DX時代における『ハイブリッド型法務』
法務アウトソースサービス活用術
生成AIやリーガルテックツールが進化する中でも、法務業務には依然として高度な専門知識と的確な判断力が不可欠です。さらに、深刻な法務人材不足により、多くの企業が大きな課題に直面しています。こうした状況で注目を集めているのが『法務アウトソーシングサービス』です。弁護士の専門性を活かしつつ、DXの要素を取り入れた『ハイブリッド型法務』は、法務部の課題を効率的かつ効果的に解決するための新しいアプローチです。
本セッションでは、法務アウトソーシングサービスの最適な活用法と、Authense法律事務所が提供する『法務クラウド』の特徴と強みについて、具体的にご紹介します。
Speaker
西尾 公伸 氏
法務からはじめるCLM導入のステップ〜全社の契約業務の効率化とガバナンス強化〜
契約ライフサイクル管理システム(CLM)導入は、契約業務の効率化とガバナンス強化に大きな効果をもたらします。しかし、全社的に活用するためには、業務プロセスの見直しや関係者の協力が不可欠です。本講演では、CLM導入の具体的なステップを、実際の成功事例を交えて解説し、法務部門が主導する全社的な契約業務のDXの進め方について実践的なアプローチをご紹介します。
Speaker
武藤 康司 氏
いよいよフリーランス法施行!下請法等との相違点と法務が知っておくべき実務上のポイント
令和5年4月に成立した、フリーランスで働く方が安心して仕事ができる環境を整備するための法律(通称:フリーランス法)が、いよいよ今年11月1日に施行となります。
この法令は、フリーランスとの取引に対し、下請法や労働法規類似の規制を課すもので、フリーランスとの取引が多い業種では実務上の大きな影響が予測されています。
本講演では、下請法上の規制との相違点も踏まえ、フリーランス法施行により企業が注意すべき点と、対応における実務上のポイントについて解説します。
【講演アジェンダ】
1. フリーランス法の対象となる取引とは
2. フリーランス法と下請法の類似点・相違点
3. 規制概要と発注側の企業における留意点
Speaker
籔内 俊輔 氏
AI契約書レビューに頼らない法務が求めるリーガルテック「BoostDraft」
「条項ずれを直す」「インデントや書式崩れを整える」……。専門スキルの高い法務のプロが、非生産的な単純作業を強いられるのが契約書レビューです。これら単純作業を効率化できれば、内容に集中する時間が生まれ、法務としての本質的な価値発揮につながります。「AI契約書レビューに頼らずに自分のスキルを発揮したい。」そんな方の契約書レビューを加速させるリーガルテック「BoostDraft」をご紹介します。
Speaker
渡邊 弘 氏
法務チャットボットはなぜ成功しないのか
〜法務領域のテクノロジー活用最前線〜
法務の業務の拡大・進化と人材不足といった課題から、リーガルテック活用も一般的になりました。現在は、更なる効率化や業務体験の向上に期待し、法務業務でのチャットボット活用に取り組む企業が増えています。一方、実際に取り組む企業からは、実は上手くいっていないという声が多く聞かれます。
本セッションでは、よくある法務チャットボットの課題と、本当に実用性の高いサービスにするためにはどうしたらよいかを考えます。
Speaker
板谷 隆平 氏
生成AI法的論点の最新動向
生成AIを組み込んだサービスを提供する事業者、サービスをビジネスで利用する事業者、それぞれにおいて問題となる法的論点も徐々に整理が進んでいます。
本プログラムでは、生成AIにおける法的論点の全体像を概観したうえで、個人情報委員会が本年6月に公表した「個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しに係る検討の中間整理」、本年10月に公表した「個人情報保護法のいわゆる3年ごと見直しの検討の充実に向けた視点」の内容を踏まえ、個人情報保護法改正の動向と生成AIビジネスに生じ得る影響、その他の法的論点の最新動向について解説します。
【講演アジェンダ】
1. 生成AIにおける法的論点の全体像
2. 生成AIと個人情報保護法の改正動向(「中間整理」「視点」を踏まえて)
3. その他近時の法的トピック
Speaker
杉浦 健二 氏
まだ見ぬリスクを生まない!
企業価値を高める、先手を打つコンプライアンス対策
電帳法、育介法、個情法、電通法、不競法、景表法、フリーランス法 ...etc
この数年間、社会やテクノロジーの進化にともない、多くの法改正が行われました。
法改正は日本国内のみならず、アメリカ・EU・中国をはじめとした諸外国でも起きており、企業そして社員が果たすべき義務は年々増加しています。
本講演では、2,000社を超える企業との取引で見えた「コンプライアンス対策の最前線」をご紹介します。
Speaker
田上 嘉一
Speaker
SPECIAL TALK
責任者たちが語る、法務のDX事情
Part3.大規模法務部門
法務部門が30名を超える規模の大きい法務組織では、既存リソースの充実度や業務範囲、事業部全体や経営への影響力などを考慮すると、リーガルテック運用のための準備にかかる時間や関わる人の数、費用も格段に増えます。本セッションでは、法務部門30〜140名の法務組織を統括する責任者の方々をお招きし、DX時代における大規模組織の現状、今後の展望についてディスカッションします。
Speaker
【モデレーター】
三浦 悠佑 氏
土屋 奈生 氏
中森 武宏 氏
村上 玄純 氏
SPECIAL TALK
責任者たちが語る、法務のDX事情
Part1.小規模法務部門
複数の役割を兼任し、限られたリソースで業務を遂行することの多い、ひとり法務。
本セッションでは、他部署との連携やツール・外部リソースの効果的な活用方法を中心に、ひとり法務をはじめ、1〜3人からなる小規模法務組織の方が直面している課題やニーズに焦点を当て、各社の取り組みや解決策をお伺いします。
Speaker
【モデレーター】
三浦 悠佑 氏
王 懐斯 氏
藤田 美樹 氏
岡崎 みや 氏
Speaker
Speaker
SPECIAL TALK
責任者たちが語る、法務のDX事情
Part2.中規模法務部門
案件の担当振り分けや過去事例の共有など、これまで個人で完結していた業務をチームで取り組むようになり、さまざまな課題が生じてくる規模ではないでしょうか。
本セッションは、このような3〜10名からなる法務組織の方々が直面している課題やニーズに焦点を当て、法務部内のナレッジ共有や事業部との業務の進め方、ツールや外部リソースの効果的な活用方法について、各社の取り組みをお伺いします。
Speaker
【モデレーター】
三浦 悠佑 氏
片岡 玄一 氏
宝田 俊 氏
井上 祐輝 氏
Speaker
Speaker
法務が知っておくべきセキュリティインシデントと個人情報漏えい対策
近年、ランサムウェアなどによる大規模なセキュリティインシデントが頻繁に発生しています。これに伴い、企業による個人情報の漏えい等の事件・事故は、後を絶ちません。
一度個人情報の漏えいが起これば、企業が負う損失は計り知れません。
このような中、各企業では様々な側面からセキュリティ対策が進んでますが、法務として、すべき対策、持っておくべき知識は万全と言えるでしょうか。
本セッションでは、セキュリティインシデントにおける「個人情報」とその「漏えい」をテーマに、法務部門が知っておくべき、個人情報情報漏えいの最新情報や対策方法について解説します。
【講演アジェンダ】
1.個人情報保護法規則の2024年4月改正に基づく漏えい等の対応
2.漏えい等発生時に行うべきことと、それを踏まえた事前対策のポイント
3.法務として知っておくべきサイバーセキュリティの用語・概念
Speaker
影島 広泰 氏
法務DXに欠かせない、契約データベースContract One
契約締結までは法務と事業部の双方が連携していても、いざ締結した後は「最終的にどの契約を結んだか分からない」「見たい契約書をすぐに取り出せない」「先方と締結中の契約の全体像が分からない」など、履行状況を正確に把握できていない企業は多く存在します。かつて同じ悩みを抱えていたSansanの法務は、どのように全社の契約を管理・把握したのか、「Contract One」の活用と併せてご紹介します。
Speaker
井上 祐輝 氏
進まぬ契約DXの原因は事業部との連携不足?全員がベネフィットを感じられるDXとは
電子契約を導入したものの、法務主導で契約の締結・管理のみに焦点をあてた導入だったがために、事業部側の業務と完全に分断された契約DXとなっている企業の悩みの声がよく聞かれます。
本来あるべき姿は、事業部門を含めた全社員が恩恵を受けられるよう、取引プロセスの中にシームレスに組み込まれた契約DXです。本講演では、真の契約DXを実現するためのベストプラクティスと、効果的なプロジェクト体制について解説します。
Speaker
根垣 昂平
懇親会
Speaker